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古民家のお手入れ
■古民家の特徴
一般に古民家と呼ばれるものは大きく分けて二種類あると思われます。ひとつは旧来からの市街地に造られた商家作りの町家。もうひとつは農家作りの民家です。町家のつくりは間口が狭く極端に奥行きがあり、農家の場合は畳の間(座敷)が田の字型に作られ襖を外すと大きな座敷になるよう造られています。能登半島で圧倒的に多いのはこの農家作りの古民家です。
■敷地
昔の人は長年の経験から基本的に安全で住みやすい場所に家を建てています。近年、山を削り谷や湿地を埋めて造成された住宅地とは違い地盤の良い場所を選んで家が建てられています。古い大きな家ほど地盤は安心といえるでしょう。しかし上水道の無かった時代は生活水を得るために極端に裏山に近づいて建てられている場合が多いのも事実です。場所によっては裏山が急傾斜で大量の降雨の時は土砂崩れの危険が有る場合もあります。山に近づいて建てられている場合は裏山の状態。つまり植生や湧水の有無や勾配なども確認することが大切です。
また昔は日当たりが良かったのに家に周囲に杉の木を植えてしまったために極端に日当たりが悪くなっている家もあります。直径20センチから30センチの杉の木は敷地に昔からあったものではありません。昭和40年代の木材価格の高かった時代にいずれお金になると思って植えられたものです。
■日当たり
家が大きく広くなればなるほど家の中央に近い部屋は日当たりが悪くなり暗くなります。当たり前です。すべての部屋に窓があっても大きな家ほど中央付近の部屋は日当たりが悪く暗い。これも当たり前の話です。
集合住宅など狭い空間でしか暮らしたことの無い人はたいてい古民家に入ると暗い暗いと言うようです。
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